簡易化したリバーのGTOに関しての考察②
どうもこんにちは
今回は前回の記事を踏まえて、piosolverを用いて検証していきます。
検証するモデルは
OOP,IPのレンジは[0.1]
potが1、ベットサイズ1
OOPは強制check,OOPはcheck-raiseできない
IPはpotbetのみ
というモデルです。
②piosolverでもGTOを解いてみる
この結果をpiosolverでも解いてみます。
これはリバーのみの計算なのでpiosolverの無料版でもできるはずなので興味がありましたらpiosolverを持っていない方でもご自分でもやってみることをお勧めします。
board AAA23r
range OOP IPともに KQs-64s
のように設定します。
こうすることで44種類の強さのハンドで同様のレンジをOOP,IPともにもち、簡易的に[0,1]gameの再現ができます。(勝手に@maspy_starsさんの知恵をパクりました笑)
ちなみにリバーのみの計算はpiosolverではすぐ終わります笑
計算結果は以下のようになります。
IPのベットレンジ
この結果からベットレンジは34.08%であり、大体バリューベットを上位2/9のハンドで、ブラフハンドを上位1/9のハンドでしていることがわかります。
誤差は選択しているレンジが44段階で離散的だからだと考えられます。
OOPのコールレンジ
この結果から43.85%をcallしており、ほぼ4/9=44%と一致することがわかります。
また以下からもバリューベット:ブラフベットの頻度が2:1になっていることが確認できると思います。
右下のベットレンジのEquityのグラフをご覧いただけるとわかりやすいかと思います。
ちなみにEVはpot40で
OOP 17.779
IP 22.221
となっており
になっていることが確認できます。
次回はこの結果について深掘りして考察していきたいと思います。