統計は冷酷だ

ポーカー、ゲーム、サッカーなどについて考えていきたい。自分の為にもブログを更新していこうと思う。

25bbHUMRCについて

こんにちは
今回は25bbでのHUでのSBminraiseBBcallの状況において
GTOを体系的に捉えられることを目標にしました。

状況
HU eff25bb
SB minraise
BB call

今回もpiosolverのスクリプトの機能を用いて25のフロップにおいてGTO戦略を計算しました。
この時点でのお互いのレンジは以下のようになっています。

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左:OOPのレンジ,右:IPのレンジ

また以下のようなベットサイズで計算しました。

f:id:takoagemat:20180908151116p:plain

その集合分析が以下の表です。

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それらの値からRでクラスタリングをしてフロップを5つに分類してみました。
ward法というクラスタリング方法で分類してみました。
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クラスタ
Aとコネクトしているブロードウェイ以外のフロップ
非常にIPのエクイティが高くほとんどレンジ全体でベットできる
ポットベットの割合が非常に多い
turnがA以外のペアになった場合、ベット頻度はほとんど0

クラスタ
Aとブロードウェイカードがあるボード
こちらもほとんどレンジ全体でベットできる
小さいベットの割合が大きい
こちらもturnがA以外のペアになった場合、ベット頻度はほとんど0

クラスタ
ペアボードなどの非常にドライなボード
小さいベットの割合が非常に高い
レンジの半分から7割くらいをベットできる

クラスタ
比較的小さいカードで占められ、ある程度ドライなボード
ベットサイズは大きく、頻度は小さくしている

クラスタ
モノトーンボード、ミドルカードがコネクトしているボードなどのウェットなボード
これらのボードではベット頻度は小さく、ハーフサイズのベットを多く利用している

感じたことメモ
15bbHULCと違い、EVとEquityの相関が強い
SPRが小さい状況なのでコミットしやすくEQRはそこまで重要ではなくなるのかも

分かったこと
あまりレイズされないならばかなり頻度をあげてCBを打つのが利益的
nodelockで計算してみた
CB後にturnでOOPに有利なカードが出た場合はベット頻度がかなり少なくなっている